白髪の不思議

白髪は普通は年配者に多いわけで、加齢と共に白髪が増えていくと思うのですが、実際のところどうなのでしょうか。というのも、当サイト管理人がまだ小さい幼稚園時代に、少し遠いところから引っ越してきた子の頭の髪の毛は真っ白でした。何も分からない幼稚園児の自分たちは、その子が工場の多いところから引っ越してきたから、工場から出る煙で白くなったんだ、とか言ってたと思います。でもその幼馴染のこの髪の毛も小学生に上がるころにはすっかり真黒になってました。どういうことだったのかは今でも分かりんせん。そう言う自分の髪の毛は小学校低学年の間、ずっと茶色でしたけど^^

白髪は髪の色素のメラニン色素が供給されない髪になる現象なのですが、その髪の毛を色づけている色素のメラニン色素を作りだすのがメラノサイトと呼ばれる色素細胞だそうです。このメラノサイトが活発に活動することで、滞りなくメラニン色素が髪に供給されるというわけです。このメラノサイトの働きが衰えると、メラニン色素が作れなくなり、髪に供給されるメラニン色素が枯渇して白髪になるという仕組みなのです。加齢によってメラノサイトの働きが悪くなると言われていますが、年をとっても黒々とした髪の人はいるわけですし、若いうちから若白髪になる人もいます。実はそこのところの原因はまだはっきりとは分かっていないみたいです。マリーアントワネットがギロチン台で処刑される前日に髪の毛が真っ白になったという逸話が本当だとすれば、それはおそらくストレスが原因でしょうし、中国清朝の西太后が70歳を過ぎても真っ黒で艶のある髪をしていたというのは、おそらく彼女が毎日用意させていたという満漢全席の料理が老化防止に作用したためとも言われていますが、やはりそれらは科学的に証明されたわけではないんですね^^

日本人の場合、髪の毛は、ほとんどの場合黒または茶色です。幼馴染の髪の毛が一時期白かったのは、未だに原因はよく分かりませんが、管理人も子供のころの茶色が、その後すっかり黒髪に変わったように、幼馴染の髪の色も黒に収まりました。日本人の髪の毛が黒か茶色なのは、毛髪に褐色のメラニン色素が多いかららしいです。このメラニン色素も種類があって、濃い褐色のものをユーメラニン、黄色っぽいものをフェオメラニンというそうです。黒髪の本はユーメラニンです。たくさんの人があこがれの金髪になるのは、ほとんどがフェオメラニンだそうで、欧米人に多いのがこのケースですね。

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